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尺八と外国語

地面からの高さ約10㍍、横幅もほぼそれくらいの壁面空間に、これだけの人間が取り付いている。

人口過密状態の烏帽子岩。

なぜか対面の駒形岩からは尺八の音が。さらにはそこに、ネイティブイングリッシュの叫び声が重なる。ぶお~、ナイスジョブ。ぴひぇ~、イヤア、ナイス。頭の上からはリード中の女性がホールドに手を伸ばしながら、「届いてください!」と岩にお願いしている。

ラジオでこの情景を生放送したら、リスナーはいったいどんな場面を空想するだろうか。

「イジわるおヨネ」(10b)のあと、「プリティカンテ」(10c)にひつこく張り付く。そうそう、「プリティカンテ」のすぐ右には、新しいルートができてました。1ピン目とるまで、結構緊張しそう。ここはプリクリップでごまかす。

でもこの岩場に、これ以上新しいルートが必要なのだろうか。まだホールドを共有するところまでは行ってないようだが、もうそろそろ限界だろう。同じような味付けでやたらと種類だけが多い定食屋のメニューみたいな岩場には、しないで欲しい。

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