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名医の条件

3つ前の土曜日以来、左の脇腹が痛む。

念のために今日、近所の医者に行った。事前に痛むところにテープでバッテン印を付けて訪ねたのだが…。

「この×印のところが痛いんですが」

「ん? こんなところに骨は無いけど」

(そう言いながら、肋骨を上から順番に押さえていく医者)

「ここじゃないの?」グイッ。

「うっ、そこです」

「そうか、ここだろ」グイッ。

「うっ、そうそう、痛い」

「そうだろ、ここだろう」グイッ。

「そこです、そこです」そこだってば。

ピンポイントを三回ほど突かれ、さらに痛くなる。

レントゲンを撮って、現像終了後に再び診療室に呼ばれる。

そこではくだんの医者が、3枚の映像をほんとに舐めるように観察している。

「どうですか?」

「うーん、折れてはいないようだね」

「ヒビもないですか?」

「そんなことわからん。レントゲンに写らないヒビなんていくらでもある!」

いきなり怒り出す医者。

「運動しても構いませんか?」

「ダメだと言ってもみんなやるじゃないか。そんな人、いっぱいいるじゃないか!」

すみません。そんな人の代表として怒られておきました。

ちなみにこの脇を痛めたのは、例の腰椎を骨折したのと同じ岩場。

アーメン オーメン。

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